1988-04-25 第112回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第6号 経済的理由による中絶を国家として認めたのは日本が最初だが、同氏と訳者黒田孝晴氏はともに、低所得層の人々に中絶を強いる形で行われた人口転換政策だと厳しく見ているのである。この論旨が妥当かどうかは別として、この優生保護法がやみ中絶を安易にしたことは何人も否定できないだろう。急激な出生率低下の要因の相当率を占めているといっても過言ではないだろう。 平野清